「業者から清掃のお知らせが来たけれど、そもそも貯水槽と受水槽って何が違うの?」

マンションやビルにお住まいの方、あるいは建物の管理を任された方の中で、「貯水槽」や「受水槽」という言葉を耳にしたことはありませんか?
結論から言うと、「貯水槽」は水を貯めるタンクの総称であり、「受水槽」はその貯水槽の一種です。
この記事では、水槽設備に関する知識がない方に向けて、貯水槽と受水槽の違いや、建物内で水が届けられる仕組みを図解でわかりやすく、3分で解説します。
貯水槽(ちょすいそう)とは?
貯水槽とは、文字通り「水を貯めておくための容器(タンク)の総称」です。
水道局から送られてくる水道水を、マンションやビルなどの建物内で一時的に貯めておく設備すべてを指します。
戸建て住宅であれば、水道管から直接蛇口へ水が届く「直結給水方式」が一般的ですが、3階建て以上のマンションや大きな商業ビルなど、一度に大量の水を使う建物では、水圧を安定させるためにこの「貯水槽」が必要になります。
受水槽(じゅすいそう)とは?
受水槽とは、貯水槽の種類のひとつで、「水道局から送られてきた水を、建物内で一番最初に受け取るタンク」のことです。
通常、建物の1階部分や地下、あるいは屋外の地上に設置されている四角い大きなタンクを見たことがあるかもしれません。それが受水槽です。
【図解】貯水槽と受水槽の違いと関係性
言葉だけではイメージしにくいため、図解で建物の給水システムを見てみましょう。

上の図のように、「貯水槽」という大きなグループの中に、「受水槽」が含まれているイメージです。果物(貯水槽)の中の、りんご(受水槽)といった関係性になります。
給水の仕組み(水が蛇口に届くまで)
一般的なビルやマンションでは、以下のような流れで各部屋に水が送られます。
道路の下を通っている水道管を通って水が運ばれます。
まずここで水を「受けて」貯めます。
受水槽の水を、ポンプの力で屋上へ引き上げます。
屋上に設置されたタンクです。ここから重力を利用して各部屋へ水を下ろします。
私たちが普段使う水として蛇口から出ます。
※このシステム全体で使われている「受水槽」や「高置水槽(高架水槽)」などをすべてまとめて
「貯水槽」と呼びます。
違いの比較まとめ表
| 項目 | 貯水槽(ちょすいそう) | 受水槽(じゅすいそう) |
|---|---|---|
| 意味 | 水を貯めるタンクの総称 | 水道水を最初に受ける特定のタンク |
| 位置づけ | 全体(カテゴリー名) | 一部(具体的な設備名) |
| 設置場所 | 地上、地下、屋上など様々 | 主に建物の1階、地下、屋外など |
貯水槽(受水槽)の清掃・点検の重要性
貯水槽や受水槽の仕組みがわかったところで、もう一つ非常に重要なポイントがあります。
それは「定期的な清掃と衛生管理」です。
水道局から送られてくる水は綺麗ですが、それを貯めておくタンクの中が汚れていれば、各部屋から出る水も汚れてしまいます。
安全な飲料水を守るために、以下の点に注意が必要です。
1年に1回の清掃義務
受水槽の有効容量が「10立方メートル(10トン)」を超えるものは「簡易専用水道」と呼ばれ、水道法により1年以内ごとに1回の清掃と、法定検査が義務付けられています。
小規模な水槽も管理が必要
10トン以下の小さな受水槽であっても、各自治体の条例により、1年に1回の清掃や点検が強く推奨、または義務付けられています。
タンク内には水アカや沈殿物が溜まったり、設備が劣化して隙間から虫や雨水が侵入したりするリスクがあります。建物の所有者や管理組合は、専門の知識と技術を持ったプロの業者に清掃・保守点検を依頼し、安全な水を維持する責任があります。
まとめ
- 貯水槽は、水を貯めるタンク全体の「総称」
- 受水槽は、水道局からの水を最初に受け取る「特定のタンク(貯水槽の一種)」
- どちらも、安全な飲料水を守るために年1回の定期清掃・点検が欠かせない
「受水槽」という言葉が出てきたら、
「ああ、建物の下の方にあって、最初に水を貯めるあのタンクのことだな」と思い出してください。
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マンションやビルの安全な飲料水を守るためには、定期的な水槽清掃とプロの目による点検が欠かせません。
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